【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】復帰まであと○○カ月!?~産後職場復帰への準備~

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】復帰まであと○○カ月!?~産後職場復帰への準備~

  • 提供元 nicottie公式
  • 2016年8月29日 更新
  • 妊娠・出産
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仕事と家庭のワークライフバランスを考えることが円滑な職場復帰のポイントです。女性の一生のサポーターである助産師の目線で、普段よくある相談から、考え方や対策をお伝えします。

こんにちは!助産師のアオイです。
皆さん、夏休みはどのように過ごされましたか?夏休みといえば宿題。私もこの夏休み、休み中の子どもの様子や何気ないつぶやきを記録する、という母宿題に苦戦し、何十年ぶりに宿題に追われる学生の気持ちに戻りました。

さて、この記事を読まれている皆さんの中には、現在育児休暇中という方もいらっしゃることでしょう。来年度初めに合わせて復帰、という方も多いかもしれませんね。自治体でもこの時期、来年度の保育所入所申し込みに向け、説明会や見学などするところも出てくる頃でしょうか。職場復帰に向けても、具体的に考える方が増える時期でもあるでしょう。
私も相談の場面で、とくに今頃~春位にかけて、産後に職場復帰する際の準備について、次のような質問をうけることがあります。

『仕事と家庭の両立、正直出来るか不安・・・』

『家で、子どもとふたりっきりだと正直イライラすることもある。早く仕事復帰してバリバリ働きたい!でも実際できるのか不安』
『母乳をあげています。仕事復帰して保育園に預けるようになったら断乳した方がいい?』
『実家の母がいざという時みてくれるとはいうけど、他にもサポートを考えておいた方がいいですか?』

実際職場復帰したお母さんから、ご自身の昼休みを利用してこっそり電話してこられ
「こんなはずじゃなかった!」といった相談を受けることもあります。
お母さんの気持ちに寄り添いながらお話を聞いていると、お母様ご自身で現在の状況や考えが整理されてきて、電話のはじめの声に比べて終わりの声の明るさの変化に、こちらも毎回ホッとするものです。

今回は職場復帰の前後によくあるご相談から、職場復帰に向けてどのように身体と心と環境を整えていったらいいか、女性の一生をサポートする助産師の目線から、対策・考え方をお伝えしていきます。

まずは母の体調と子どもの成長発達の特性をふまえよう!

仕事復帰に向けて、まずご自身の体調はいかがですか?

復帰する時期にもよりますが、たとえば産休明けすぐ、産後8週間すぎというのは、医学的にはやっと子宮が妊娠前の大きさに戻り、妊娠出産による劇的なホルモンバランスの変化も落ち着く頃です。
といってもまだまだ赤ちゃんは2~3時間毎と頻回に授乳が必要で、昼も夜も関係ないペース。まだまだ生活リズムのつけにくい時期といえます。産後1年ほどになると、生活のリズムもだいぶついてきて、赤ちゃんも「乳児」から「幼児」と成長発達してきてはいますが、まだまだ手のかかる時期ですね。

次に、子どもの成長発達的側面から仕事復帰を考えます。

乳児期の頃は、とくに人のやさしさ・あたたかさや信頼感など、人間に対する基本を、はじめはお母さんを通して感じ取っていきます。個人差がありますが、生後6ヶ月頃からお母さんという絶対的に信頼する人と他人とを見分ける「人見知り」という大事な発達のひとつがでてきます。1歳を過ぎると人やモノへの関心がますます増え、2歳はいわゆるイヤイヤ期ともいう自我の芽生えの時期、3歳ぐらいからお友達とのかかわりが密になってきて、5歳くらいになると、ひととおりの生活行動の自立や、ルールを理解して遊んだりできる時期になります。

子どもも、お母さんという絶対的安心基地から離れ、保育所などの環境の変化に慣れるまで時間がかかってしまうことは、ある意味当然のことです。もちろんお子さんの個性や月齢によるその時期の成長発達にもよるでしょう。そしてまたお母さんも、お子さんが新しい環境になかなか慣れないことで、心配や不安な気持ちになる、ということも当然のことと思います。ただ心配するあまり、かえってそれがお子さんに伝わって不安が大きくなっていることもあります。不安な気持ちに寄り添いつつ、でも「大丈夫!」と、お母さんが気持ちを切り替えて、さらっと流すことも時に必要かもしれません。大切なことは、保育所の先生とよくコミュニケーションをとること。送迎時はもちろん、連絡ノートなど活用しながら対応していきましょう。


このようにお母さんの体調とお子さんの成長発達の特性をふまえた上で、仕事復帰を考えていきましょう。場合によっては「今」ではないのかもしれないことも考慮する必要があるかもしれません。

円滑に仕事と家庭の両立を行うために必要なのは○○

復職に向けて準備する時、復職後に勤務時間帯や残業など、休職前と同じ働き方が出来るかどうか、実際を想定して考えてみましょう。仕事・育児・家事のワークライフバランスを考えたとき、休職前のように仕事優先で、バリバリとはいかないかもしれない、という心づもりが必要です。もちろん産後に復帰する時期により、状況が違うかと思いますが、ご自身の体調面・サポートが得られるかはもちろん、お子さんの年齢や成長発達も考慮することは重要です。
育児時間の要求や時間外労働の制限、短時間勤務制度など、お子さんの年齢によって利用できる制度がありますから、併せて検討し、会社とも話し合って調整しましょう。利用できる制度の詳細は、厚生労働省のHPにわかりやすくパンフレットなどで示されているので、参考にして早めに動くとよいですね。
実際に制度を活用していく場面で必要になってくるのは「マナー」です。

日常のマナーとして具体的には、優先順位のつけ方(ポイントは、仕事と家庭両方の全体をみることや、周りとの関係をみつつ、協力できる時にはする)を考える、仕事の効率性を図る、また上司や同僚など周囲への報告・連絡・相談はこまめに早めに行うなどが必要でしょう。

サポーターを味方につける!

仕事と家庭の両立には、サポート体制が不可欠です。あなたは現在どんなサポーターをもっていますか?夫やパートナー、実父母に義父母、ご兄弟・姉妹といった家族、そして遠くの親戚よりご近所さんやママ友などといったコミュニティの方が頼りになる、という方もいるでしょう。また公的・民間とも、いろいろ便利なサポート制度があります。できれば妊娠中や育休中からインターネットや行政、ママ友などから情報を集めておきましょう。話を聞きに行ったり、登録だけ先に済ませておいて、いざとなった時いつでも活用できるようにしておくと安心ですね。

そしていちばん近くのサポーターである夫やパートナー、両親とはとくに、日頃からよくコミュニケーションをとっておくことが重要です。自分のことを理解してもらうのはもちろんですが、サポートしてくれる人たちの気持ちや状況も理解する姿勢が、「こんなはずじゃなかった」を回避するポイントのひとつといえるでしょう。そして時と場合により柔軟に軌道修正しながらサポート体制の見直しを図っていきましょう。最大のポイントは感謝を忘れず、大事なのはその感謝を表現することです。
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